平成11年、実のなる植物を植えようということから、ブルーベリーを植樹しました。
 当初は地盤が硬く、なかなか根付かず、実がなりませんでしたが、水やり、除草などの手入れを続けることで10年位すると実がなるほどに大きく成長しました。ブルーベリー栽培活動として行うようになってからは防鳥ネットを張り、冬囲いや剪定をしながら生徒全員が携わり活動してきました。
 平成25年からは、収穫した実を使ってジャム作りを行っています。作ったジャムを使って、けやきカフェを開催したりジャム販売を行ったりと自分たちで育てたブルーベリーを使ってどんなことができるのかアイディアを出し合って活動を進めています。

[令和元年度]

[5月]
 5月29日(水)ブルーベリー畑で品種札立てを行いました。寄宿舎生8人で、「ノースランド」「レイトブルー」など、6種類の木札を立てました。早くも枝が伸びて青い実を付け始めている木もあります。
今年もたくさんの見を収穫できるよう願いを込めて行いました。







[6月]

 下校後、毎日当番制でブルーベリーの木に水やりをしています。「たくさん飲めよー」と声を掛けながらたっぷりと水をかけてくれるみんなの気持ちに応えるようにブルーベリーの実が次々と色づき始めています。「おいしいジャムがたくさんできそう」と今から期待が膨らみます。







[7月]

 7月9日、小学部2・3年生がブルーベリーの摘み取り体験をしました。まだ食べることのできない緑色の実もある中から、紫色になった大きな実を探しました。「あったよ!」と言い、摘み取ったときの満面の笑顔を見ると、こちらまで嬉しい気持ちになります。おいしそうなブルーベリーをたくさん摘み取りました。






[8月]

 夏休みの間、たくさんの実をつけていたブルーベリーの木ですが、2学期に入り、実が徐々に少なくなってきました。それでも、最後まで収穫しようと、葉っぱの陰になっている実も注意深く探して、8月いっぱい作業を続けました。みんなの頑張りのおかげで今年は、昨年より5キロ多い36キロ収穫することができました。ジャムを作ってみんなで食べる日が待ち遠しいです。




[9月]

 9月2日、地域の先生から教えていただき、ジャム作りを行いました。
 今年は、大きい実がたくさん採れたので、作る前から期待が膨らんで、「おいしそう」「早く食べたい」と言いながら根気よく鍋をかき混ぜました。
 おいしいジャムが出来上がり、みんなより一足先に味見をしました。頑張ったあとの味見は格別でした。
 5日に早速、おやつのアイスに添えて食べる予定です。




[10月]

 10月7日、地域の先生とブルーベリーの木の剪定活動を行いました。
 大きくなった木の枝を、剪定バサミを使ってちょうど良い大きさに整えます。活動に参加した生徒は初めての体験でしたが、地域の先生に教わりながら頑張りました。
 終わりの会では、今年度一年間、寄宿舎のブルーベリー活動に携わっていただいた地域の先生にお礼の言葉を話し、お茶で乾杯をしました。
 スッキリと整ったブルーベリーの木は、これから冬を乗り越え、来年また、たくさんの実を実らせてくれると思います。




[11月]

 28日、大曲農業高等学校で、寄宿舎生4名と食品加工部のみなさんでブルーベリージャム作りをしました。
 大きな鍋で作られたジャムを慎重に瓶に詰め、最後に瓶を拭く作業まで、みんなで協力して行い、ジャムが出来上がりました。
 ジャムは、おやつのケーキにトッピングして食べたり、地域のみなさんや保護者の方々に販売したりします。



[12月]
 6日、寄宿舎プレイルームで、今年度初の「けやきカフェ」を行いました。保護者のみなさんや先生方にジャムを乗せたクラッカーをおもてなししたり、ジャムを販売したりしました。
 寄宿舎のブルーベリージャムを楽しみしてくれている人が多くいることを肌で感じ、来年もおいしいジャム作りをする意欲に繋がりました。


[1月]
 1月24日(金)タカヤナギ イーストモールでブルーベリージャムの販売をしました。
 地域の方々に直接販売するのは今年で2回目となり、たくさんの方と関わり、子どもたちの頑張りを知ってもらうとても良い機会となっています。

 チラシを配る係と販売する係に分かれ、「いらっしゃいませ」「ブルーベリージャムはいかがですか」など、元気な声で呼び込みをし、たくさんのお客さんに来てもらい76個販売することができました。






[平成30年度]

[5月]
 中学部生中心にブルーベリーの水やりをしました。当番を決めて、天候の良い日はたっぷり水がしみ込むまであげました。当番以外の生徒も、声を掛け合って自主的に参加しました。
 じょうろやホースで水をまき、「大きくな〜れ」「今年もたくさん実がなりますように…。」と、気持ちを込めて行いました。





[6月]
 ブルーベリーの実が少しずつなり始めました。地域の先生から教えていただきながら、防鳥ネット張りを行いました。ネットが絡まらないように試行錯誤しながらもきれいに張ることができました。収穫が楽しみです!!






[7月]
 小学部1、2年生がブルーベリーの収穫をしました。
 数種類の木があるため、酸っぱいもの、甘いものなど、味見をしながらたくさんの実を収穫しました。「これ、酸っぱい!」と顔をくしゃくしゃにする児童や木の奥にどんどん入って行く児童など、初めての摘み取りはとても楽しそうでした。






[9月]
 たくさん実ったブルーベリーでジャムを作りました。今年は、30kg収穫し、そのうち5kgをジャムにしました。暑い中、地域の先生から作り方を教えてもらいました。時々、ジャムが跳ねて熱かったです。根気よく混ぜたので、おいしいジャムができあがりました。翌日おやつのヨーグルトに添えてみんなでいただきました。
 「最初は緊張したけど楽しく活動できた。」「またやりたい。」と充実感いっぱいの表情が印象的でした。





[10月]
 9日、大きく育ったブルーベリーの木の剪定を行いました。
 栽培・収穫班の生徒が地域の先生と一緒に活動する予定でしたが、ブルーベリーの木に付く薄紫イラガがたくさんいたため、地域の先生と職員で行いました。枝が混んでいるところを、枝の方向を見ながら慎重に切りました。
 冬囲いの仕方も教えていただき、木の根元にはお礼肥をあげて冬の準備は万全です。





[11月]
 11月28日(木)大曲農業高等学校食品加工部の生徒5人と一緒にジャム作りを行いました。同校との活動は今年で4年目となります。
 先生から、ブルーベリーでジャムを作る際の適温や、砂糖の分量などを説明していただいたあと、大きな釜を木べらでかき混ぜジャム作りを体験させてもらいました。収穫した20kgを煮詰めるところから最後の掃除まで協力して作業をすすめ、今年は、189個のジャムを作ることが出来ました。

 煮詰める途中ででてきた、灰汁を丁寧にすくったものは、価値のあるものだと教えていただき、味見もさせてもらったら、とてもおいしくて、おかわりもしました。
 このジャムは今後、地域のみなさんや、保護者の方々に販売する予定です





[11月・1月]
 11月30日、寄宿舎でジャム販売とけやきカフェを行い、たくさんの保護者の方々にジャムを食べていただいたり、販売したりすることができました。この日は、寄宿舎生の保護者の方々限定での販売でしたが、1月25日はイーストモールで販売を行い、地域の方々にも買っていただきました。